ベティスからアラベスに期限付き移籍した乾貴士は11日、レバンテ戦で加入後初出場を果たし、後半43分までプレーした。チームは2-0で勝った。12日のスペイン紙各紙では高評価を得た。

マルカ紙は「日本人(乾)は良いイメージで新しいサポーターからオベーションを受けてベンチへ下がった。ジョニーとともに両サイドでプレーし、左サイドで輝いた。98年のアラベスの歴史で初めてユニホームを着た日本人。10回ボールを奪い、22本のパスのうち18本成功」などと伝えた。

アス紙は「(逆サイドの)ジョニーとのポジションチェンジからの突破で、チームに奥行きあるプレーを取り戻した。後半16分、カリェリとのコンビで日本人は左足より右足のが得意であるところを示した」。

ムンド・デポルティボ紙は「アラベスはラグアルディア、ジョニーのゴール、期待通りの活躍を見せた乾から、ベストのバージョンを取り戻した。(乾は)前半の主役だったが、後半はエネルギー切れ。右でスタートしたが、ハーフタイムまで左でもプレー。高い技術を見せ、相手ゴールを狙ったが、決定力はなく、相手GKを驚かせることはできなかった」とした。