フランス代表MFポール・ポグバ(26)は、レアル・マドリードを「夢のクラブ」と話しながらも、所属するマンチェスター・ユナイテッドでのプレーに「今は満足しているよ」と話した。20日付の英BBC放送電子版が報じた。

記者会見でRマドリードについて質問されたポグバは「世界最高のクラブの1つ。すべてのプレーヤーにとって夢のクラブだよ」と話した。マンチェスターUの前に所属していたユベントス在籍時には、頻繁にRマドリードへの移籍が報じられていた。

モウリーニョ前監督時代は、先発を外れる試合があり、良いプレーができなかった。だが、スールシャール暫定監督が就任するとパフォーマンスが一変。チームの中心として輝きを放っている。マンチェスターUのプレーについて「今はハッピーだよ。新しいコーチがいるからね」とコメント。監督交代により、自身の環境が変わったことを示唆した。

マンチェスターUを指揮しているスールシャールは現在、“暫定”監督となっている。就任後、リーグ戦では10勝2分け1敗と好成績を残し、絶望視されていた来季の欧州CL出場枠(4位アーセナル)に勝ち点差2の5位に肉薄。欧州CLでも奇跡の逆転劇で優勝候補パリサンジェルマンを下して8強入りを果たした。

スールシャール暫定監督についてポグバは「もちろん、彼がクラブにとどまることをみんな望んでいるよ」と、正式監督になることを希望した。また「結果も素晴らしいものだ。私は彼(スールシャール暫定監督)と素晴らしい関係を築いている。僕以外の選手ともね」と、同暫定監督と選手との間で絶大な信頼関係が構築されていると主張した。

ポグバが「僕たちに自信を与えてくれる素晴らしいコーチ」と評するスールシャール暫定監督は、守備的に戦うモウリーニョ前監督とは正反対の攻撃的なフットボールを志している。これについてポグバは「彼は、僕たちに自由と楽しいサッカーを、ふたたび与えてくれたね」と話した。それを踏まえて「以前は結果が結果だっただけにそのことを失っていたと思う」と、多くの勝ち点を落とした前監督時代は、サッカーの楽しさを感じていなかったことを明かした。