FW大迫勇也(29)は2トップの一角でスタメン出場した。チームはマインツに大敗し、暫定15位と低迷している。

前半8分、大迫はこの試合両チーム合わせて最初のチャンスに絡んだ。ペナルティーエリア付近で競り合った後、こぼれてきた球を拾い、ターンしながら相手DFを外してスライディングシュート。相手GKのセーブで得点とはならなかった。

ブレーメンは前半からミスの連発で、10分、15分、19分とわずか10分間で3失点。大迫は失点後、手をたたいてチームメートを鼓舞し、闘う姿勢を見せた。中盤でボールを受けてはキープし、味方につないで何とか攻撃のリズムを作ろうと奮闘した。

前半26分にコーフェルト監督は早々に選手交代を決断。MFシャヒンに代わりFWエッゲシュタインが投入され、大迫はトップ下に移った。32分には右サイドでボールを受けると、エッゲシュタインに縦パスを通し、CKを獲得。しかし得点に結びつくことはなく、38分には追加点を許して0-4で前半を折り返した。

後半は19分、左サイドのDFアウグスティンソンからのクロスを大迫が左足ボレーに持ち込んだが、DFに阻まれた。その後、24分にFWピサロとの交代でアウト。チームは後半36分にも失点し、0-5と敗れている。4試合連続無得点の大迫はうつむいたまま控室に引き上げ、試合後はコメントしなかった。(中野吉之伴通信員)