レアル・マドリードがバリャドリードでプレーするガーナ人DFモハメド・サリス(20)の獲得に興味を持っているとスペイン紙アスが12日に一面で大きく報じた。

モハメド・サリスはバリャドリードの下部組織出身で、2019年1月にトップチームデビューを果たすと、今シーズンここまでセンターバック(CB)として、守備の要となって素晴らしいパフォーマンスを披露。1部リーグ20チーム中6番目に少ない25失点のチームを支える重要な選手のひとりとなっている。

サリスは今シーズンここまで、1部リーグ全23試合に出場(先発22試合)し、全体の97%に当たる2006分間プレーして1得点1アシストを記録している。

Rマドリードはその若さやパフォーマンス、1200万ユーロ(約14億4000万円)という契約解除金の安さにより、獲得に興味を持っているとのこと。サリスのバリャドリードとの契約は2022年までとなっている。

またRマドリードにとって20歳のサリス獲得というのは、近年クラブが推進している若手の積極補強に合致するものとなる。実際、アセンシオ、ダニ・セバージョス、ルニン、ウーデゴール、ヴィニシウス、ロドリゴ、久保建英、ヘイニエルなどを獲得している。

しかしアス紙は、サリスに興味を持っているのはRマドリードだけでなく、すでにアトレチコ・マドリードやバレンシア、ヘタフェ、マンチェスター・ユナイテッドもバリャドリードに問い合わせをしているとも伝えている。(高橋智行通信員)