新型コロナウイルスの検査で陽性だった日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)が渡米した際に、接触のあったイングランドサッカー協会(FA)の2人の職員が念のために自己隔離をしていると18日付英スカイスポーツ電子版が報じた。

田嶋会長は今月5日、米国で行われたシービリーブス杯を視察。8日には同杯の女子代表イングランド対日本(1-0)の試合が行われた。イングランド女子代表の選手やコーチ陣との直接の接触はなかったほか、現在のところ新型コロナウイルスの症状が出ている人はいない。

イングランドサッカー協会は「シービリーブス杯の試合を観戦していた日本サッカー協会の会長が新型コロナウイルスの検査で陽性だったことを受け、イングランドサッカー協会は、大会に参加していた全選手とスタッフに連絡を取りました。同会長と大会期間中に直接接触した選手や(コーチング)スタッフがいなかったと確信しています。2人の職員が直接接触しており、現在のところ症状はありませんが、政府のガイダンスに従い2週間の自己隔離に入りました。現在のところ、イングランド女子代表チームで、新型コロナウイルスの症状が出ている人は誰もいません」と声明を発表した。(A・アウグスティニャク通信員)