スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(18)にレアル・ソシエダード移籍の可能性が浮上している。スペイン紙ムンド・ディポルティボ電子版が30日、報じた。

久保は現在、レアル・マドリードからマジョルカへ期限付き移籍中。RマドリードはEU圏外枠の事情などで久保のほかノルウェー代表MFウーデゴール(Rソシエダード)やスペイン代表DFレギロン(セビリア)ら13人を期限付き移籍させており、同紙は久保について「来季もこの状況は続くため、再び期限付き移籍で出ることになるだろう。もしウーデゴールがRマドリードに戻る場合、久保はRソシエダードに期限付き移籍で行く可能性がある」とつづった。

そのウーデゴールについては「Rソシエダードでの期限付き移籍期間があと1年残るが、Rマドリードは今季終了後の復帰を検討している。しかし、その最終決定はモドリッチ次第になるだろう」と伝えた。

同紙は記事の中で、Rマドリードの考える期限付き移籍中の選手それぞれの来季プランについて解説。モロッコ代表DFアクラフ(ドルトムント)については「欧州の多くのクラブが狙っているが、ジダン監督はカルバハルの競争相手として彼に賭ける」。MFセバージョス(アーセナル)については「アーセナルが移籍金を支払う準備をしているが、Rマドリードの求める5000万ユーロ(約60億円)に達していない。また古巣ベティスが期限付き移籍での獲得を望んでいるが、彼をほとんど戦力に考えていないジダンがその将来を決定する」と予想している。(高橋智行通信員)