リオネル・メッシの退団報道で揺れる中、バルセロナがマンチェスター・シティーのブラジル代表FWガブリエル・ジェズス(23)との契約を目指し、すでにマンチェスター・シティーとコンタクトを取っていると、26日にスペイン紙アス電子版が報じている。

同紙によると、ロナルド・クーマン新監督やクラブ首脳陣はガブリエル・ジェズスについて、戦力外通告を突きつけたルイス・スアレスよりも10歳若く、新チームを活性化でき、理想的な代替え案であると考えているとのこと。さらに攻撃のさまざまなポジションでプレーできることを高く評価しているという。

一方で、契約が23年6月30日まで残り、チームの現在および将来を担う選手として期待されているため、獲得は容易ではなく、メッシの移籍先の有力候補の1つであるマンチェスター・シティーのジョゼップ・グアルディオラ監督との会話がどのように進展するか、様子を見る必要があるとアス紙は伝えている。

ガブリエル・ジェズスは19歳だった19年、パルメイラス(ブラジル)から移籍金3200万ユーロ(約40億円)でマンチェスター・シティーに入団。それから進化をし続け、昨季は公式戦53試合に出場して23得点14アシストを記録した。またブラジル代表でも39試合18得点9アシストと高い得点力を発揮している。

(高橋智行通信員)