フランス1部マルセイユに加入した日本代表DF長友佑都(33)が新天地で定位置を争う、フランス人DFジョルダン・アマビ(26)は、契約を2年延長する可能性があると、4日付のフランス紙レキップが報じた。

月給18万ユーロのため「乗り越えがたい障害ではない」とし、クラブのロンゴリア・スポーツディレクターが代理人と話し合いを始めたと伝えた。

アマビはアストンビラ(イングランド)からレンタル移籍を経て、1000万ユーロで買い取られていた。23年まで2年の契約延長をベースとした交渉となり、来夏に商品価値がフリーとならないためでもあるという。

長友は1年契約でマルセイユに加入。同じ左サイドバックのアマビだが、長友の移籍を悪く受け取っていないといい「クラブがずいぶん前から、彼のライバルを見つけようとしていたことを知っていたからだ」と同紙は説明した。

昨季リーグ2位のチームを率いるビラスボアス監督は「アマビが第1の選択にとどまり、長友はもう一つの選択肢だ。彼(長友)は欧州チャンピオンズリーグ(CL)でジョルダン(アマビ)よりも経験が豊富だ。それは常に興味深いこと」と語ってきた。

同紙は「今のところヒエラルキーは明白だ」と、2人の立ち位置について締めくくっている。(松本愛香通信員)