スペイン2部サラゴサに所属するMF香川真司(31)が今季、同クラブで選手登録外になることが決まったと、地元紙エラルド電子版が25日(日本時間26日)に報じている。

同紙によるとサラゴサは香川とまだ契約解除していないが、セルタから期限付き移籍で加入のウルグアイ人FWガブリエル・フェルナンデスを登録するため、香川をEU圏外枠から外す必要があるという。残る枠は契約延長が間近となっているブラジル人、ライー・ナシメントが占めることになるとのことだ。

ここ数日でサラゴサは香川の代理人と契約解除に向けて交渉しているが、香川自身、サラゴサでの生活を快適に感じており、クラブから提案された2部ラリョ・バリェカノやログロニェスへの移籍に納得していないという。

また、すでに米MLS、トルコ、カタールからのオファーが届いたものの、香川がスペインでのプレー継続だけを考えているため断ったことや、スポーツダイレクターから退団するように告げられていること、そしてクラブが契約解除に向け、契約の残る今季の年俸約50万ユーロ(約6250万円)を今後3年間で支払うことを申し出ていることが報じられている。(高橋智行通信員)