ドイツ・ブンデスリーガは第5節時点で、組織的な戦いを見せるライプチヒが4勝1分けの勝ち点13で首位に立つ。2位は昨季王者のバイエルン・ミュンヘンで、4勝1敗の同1差で追走する。

今季のライプチヒは、昨季28ゴールを挙げたエースFWウェルナーがチェルシーに移籍したが、33歳のナーゲルスマン監督の下、「全員攻撃」でその穴を埋めている。FWレバンドフスキが1人で10ゴールを挙げているBミュンヘンとは対照的に、ここまでリーグ最多8人で計12ゴールを記録(オウンゴール1点)。3得点以上の選手は1人もいないが、シュート数は95本でBミュンヘンの94本を上回り最多となっている。

就任2年目の青年監督は、エースFWの移籍を補うため、さまざまなアプローチを試みている。チーム作りをパン屋に例え「材料(選手)を混ぜてオーブンに入れて味が良いか確認する」と話していた。23日のヘルタ戦では今夏加入の3人を同時に先発起用し、2-1で競り勝って首位をキープした。

欧州チャンピオンズリーグ(CL)で4強入りした昨季よりも「チームに一体感がある」と指揮官。次戦は28日(日本時間29日)に欧州CL1次リーグでマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦する。