FW乾貴士、FW武藤嘉紀が所属するエイバルはアウエーで岡崎慎司所属のウエスカに1-1で引き分けた。

乾は開幕から9試合連続で先発出場を果たすも、前半はウエスカ有利でゲームが進んだ。攻撃の機会は少なく、前線や自軍エリアに戻って守備に奔走する場面が多かった。そんな中、28分に左サイドからチーム初シュートを打つが勢いなく、GKアンドレス・フェルナンデスにキャッチされた。

後半開始後も前半同様、ボールがほとんど入らず、前線から積極的にプレスをかける場面が多かった。しかし20分、武藤が投入されたことでシステムが4-4-2に変更され、左サイドハーフに入ったことでボールを受ける回数が増加。積極的にクロスを入れ、28分にはエドゥ・エスポシトのシュートチャンスをお膳立てした。トップ下でプレーした際はあまり自由なくボールを受けられなかったが、左サイドにポジションを移した後は何度かチャンスメイクした。

ベンチスタートの武藤は後半開始直後にアップを開始し、20分にケヴィンと交代でピッチに入った。これによりシステムが4-4-2に変更され、武藤は2トップの一角でプレーした。

その後、エイバルは29分、2選手交代したことでシステムを再び4-2-3-1に変更。武藤はワントップでプレー。前線でボールを競って戦うも、ボールがほとんど入らず、シュートを1本も打てずに試合を終了した。なおウエスカの岡崎はベンチ外だった。(高橋智行通信員)