ビリャレアルは現時点で今季内の復帰が絶望の故障を負ったスペイン人MFビセンテ・イボラの代わりとなる選手の補強を今冬の移籍市場で検討しており、その筆頭候補として、ワトフォードに所属する元フランス代表MFエティエンヌ・カプエ(32)を挙げていると、スペイン紙アス電子版が25日に報じている。

同紙はビリャレアルの地元バレンシア州メディアのプラサ・デポルティボからの情報として、ビリャレアルがイボラの代わりを務められるディフェンシブハーフの選手としてカプエを最も気に入っており、クラブのスポーツディレクターとウナイ・エメリ監督がともに期限付き移籍で獲得することをポジティブに捉えていると伝えた。

カプエは、中盤でチームにバランスと経験をもたらせる選手を必要とするビリャレアルのニーズを完全に満たすことのできるフィジカルの強い選手であるとのこと。

また今年の夏、ハビ・グラシア監督の希望によりバレンシアが獲得に動いていたとのことだが、最終的にクラブオーナーのピーター・リム氏の判断により却下されていたという。(高橋智行通信員)