バルセロナが、バレンシアのスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤ(25)の獲得を狙っていると、スペイン紙アス電子版が27日に報じた。

バルセロナでは新たにフットボールディレクターにマテウ・アレマニー氏が就任。ジョアン・ラポルタ会長に委任され、来季に向けたスポーツプロジェクト作りに取り組んでいる。

ここまでドルトムントのノルウェー代表FWハーランド、リヨンのオランダ代表FWデパイ、Bミュンヘンのオーストリア代表DFアラバ、マンチェスター・シティーのスペイン代表DFガルシア、リバプールのオランダ代表MFワイナルドゥムらが獲得候補として報じられてきた。加えて選手層の薄い左サイドバックの補強にも着手しており、以前から注目しているガヤ獲得に本格的に動きだしたという。

移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によるとガヤの市場価値が3500万ユーロ(約43億8000万円)。今季、バレンシアで素晴らしいパフォーマンスを見せており、リーグ戦24試合(先発24試合)に出場し5アシストを記録。代表ではバルセロナのジョルディ・アルバやトットナムのレギロンを抑え、今夏欧州選手権での左サイドバックのレギュラーに最も近い選手になっている。

ガヤは現在、23年6月30日で切れる契約の延長についてクラブと話し合いを行っている最中であり、バルセロナはその動向を注意深く見守っている。(高橋智行通信員)