レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)が、今季終了後の辞任を真剣に検討していると、地元テレビ局テレマドリードが8日報じた。

Rマドリードは今週、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦でリバプールに3-1で勝利。3季ぶりの4強に大きく前進した。また国内リーグでは首位アトレチコ・マドリードに勝ち点3差の3位につけ、連覇の可能性も残されている。

公式戦12試合連続無敗で、2冠達成の可能性もある中、ジダン監督が辞任を検討する理由は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた今季、非常に大変なシーズンを送り、肉体的にも精神的にも疲弊しているからだという。

ジダン監督のRマドリードとの契約は来年6月30日まで。先月出席したセルタ戦前の記者会見で来季去就について問われると「日々のことよりも先のことを考えていないし、何の計画もない」と話し、来季も指揮を執るという明確な意思を示さなかった。

またジダン監督が前回Rマドリードを率いていた18年5月、欧州チャンピオンズリーグ3連覇を達成したわずか5日後に辞任した。そのため今季終了後、同監督がどのような決断を下すのか注目が集まっている。(高橋智行通信員)