レアル・マドリードが16日、スペインリーグ第37節でビルバオとアウェーで対戦する。

リーグ終了まで残り2節となる中、ジネディーヌ・ジダン監督が試合前日の15日に記者会見に出席した。

来季の去就について、Rマドリードの地元テレビ局テレマドリードに今季終了後に辞任すると報じられたばかりのジダン監督が、9日に行われたセビリア戦前日の記者会見で「自分の去就についてクラブに対し、容易に決断できるようにするつもりだ」と発言した真意を問われ、次のように答えている。

「私が過去(※2006年の選手時代および2018年に監督を辞任した時)に辞めたのを見て、人々は私が責任を負いたくないから辞めるとか、物事が難しくなったから辞めるとか思うかもしれない。しかし決してそうではない。私はただ常に自分のやることに全力を尽くしている。そして物事を変えなければならない瞬間がやって来る。しかし、それは私のためだけでなく、皆のため、選手やクラブの利益のためだ。いなければいけない瞬間もあれば、皆の利益のために去らなければいけない時もある」と説明し、全員にとって満足いくものであれば辞任する可能性があることを示唆した。

グラナダ戦前日の練習で口論があったと報じられながらも、ジダンがフィジカル面に問題があったと説明したマルセロをビルバオ戦で招集するかについては「明日メンバー入りするだろう。もうフィジカル面に何の問題はない」と説明した。

首位に立つアトレチコ・マドリードとは勝ち点2差。逆転優勝へ他力本願となるが、「我々はいつも通り、自分たちがコントロールできることを考え、やるつもりだ。それは我々の試合についてだ。そのほかのことについてはどうなるか我々には分からない。重要なのは勝ち点を積み重ねることであり、勝ち点3を獲得したいと思っている。素晴らしいパフォーマンスを見せている相手と対戦することになるので、全力を尽くすつもりだ」と自分たちの試合に集中していることを強調した。

(高橋智行通信員)