10日(日本時間11日)の南米選手権決勝でアルゼンチンとブラジルが激突する。

スペイン紙アスはバルセロナでチームメートだったアルゼンチンのリオネル・メッシ(34=バルセロナと契約満了)とブラジルのネイマール(29=パリ・サンジェルマン)を比較した。

メッシは代表150試合で76得点47アシスト。同国史上最多出場選手になっている。ネイマールはブラジル代表110試合で68得点48アシスト。同国史上最多出場のカフー(142試合)まであと32試合だ。

今大会ではメッシは全6試合にフル出場し4得点5アシスト。4度マン・オブ・ザ・マッチになっている。ネイマールは5試合フル出場の2得点3アシストで、マン・オブ・ザ・マッチに3回選ばれた。

メッシはシュート17本(枠内11本)で、ドリブル成功数33回、決定的なパス19本、決定機演出6回。ネイマールはシュート17本(枠内7本)。ドリブル成功数26回、決定的なパス18本、決定機演出9回だ。

メッシはこれまで07年、15年、16年と南米選手権で3回決勝進出したがすべて準優勝。ネイマールもブラジルが優勝した19年大会は足首のけがで参加しておらず、両選手にとっては今回が“初優勝”をかけた戦いになる。

ネイマールは「アルゼンチンとの決勝は僕がずっとプレーしたいと夢見ていた試合。誰もが南米選手権決勝で見たいと思っているカードだ。メッシが何年も前から母国での初タイトル獲得を目指していることを分かっているけれど、僕は今ブラジル代表として戦っているので、僕たちの友情はピッチの外に置いてある」と意気込みを語った。

アルゼンチンが優勝すれば93年以来、11大会ぶり15度目の優勝で、ウルグアイと史上最多優勝回数で並ぶ。ブラジルが勝つと2大会連続10回目の優勝となる。(高橋智行通信員)