ローマはサッスオロに2-1と競り勝ち、モウリーニョ監督の指揮官キャリア通算1000試合目の節目を白星で飾った。1-1で迎えた後半ロスタイムにエルシャーラウィが決勝点を奪う劇的勝利だった。

報道によると、モウリーニョ監督は試合後、「今週、私はうそをついて『これは特別な試合ではない』とみんなに言っていた。特別じゃないと自分に言い聞かせようとしていたんだ」と話し、「実際は私にとって特別な数字であり、特別な試合だった。人生最後の日まで忘れない」と続けた。さらに「今日は58歳の自分ではなかった。サッカー人生に夢を見始めた10歳、12歳、14歳の気分。子供と同じだった」とも。

同監督は2000年にベンフィカで監督デビューを飾り、01年から指揮したポルトで04年に欧州チャンピオンズリーグを制して注目され、その後チェルシー、インテル・ミラノ、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、トットナムを率いた。欧州CL3度制覇、主要タイトル26冠といわれる。

今季からローマの指揮官に就任。リーグ戦に加え、欧州カンファレンスリーグのプレーオフ2試合を含む公式戦5戦全勝としている。セリエAでは勝ち点9で並ぶACミラン、ナポリを得失点差で上回り、首位に立っている。