バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)が12日、母国オランダのテレビ局NOSのインタビューに応じた。その模様をスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が13日に伝えている。

バルセロナの指揮官はその中で「私のおかげでこのクラブの未来がある」と断言し、バルセロナが今後数年間で再びトップに立つために、若い選手たちにかけることが重要だと訴え、「ペドリだけではなく、3~4年後、このクラブにとって素晴らしい存在になる18~19歳の選手がまだ4、5人いる」と語った。

インタビューの中でクーマンは、自分の仕事に疑問を持たれているのが嫌だと訴え、同クラブのジョアン・ラポルタ会長との関係性について次のように明かしている。

「ラポルタとの関係は改善されているが、先週良くないと思うことが起こった。監督が全ての権限を持っているわけではないことを示唆していたが、彼はしゃべり過ぎだ。私は常に明確なものを作る必要があると思っている。クラブが物事を進めていく上で、監督の将来を明確にしていなければ臆測が飛び交うことになるし、それは監督にとって良いことではない」と苦言を呈した。これはラポルタ会長がクーマンとの契約延長に関してさまざまな条件をつけたのが明らかになったことに対する発言とみられている。

(高橋智行通信員)