スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版は3日、「バルサを赤面させる数字」という見出しで、バルセロナの今季決定率の低さを指摘した。

バルセロナは2日に行われたアトレチコ・マドリード戦で0-2と完敗。9月14日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)バイエルン・ミュンヘン戦から現在まで公式戦ここ6試合で、1勝2分け3敗というふがいない数字となった。

その6試合で枠内シュートを30本打っているが、決めたのはわずか4ゴール。1試合平均の枠内シュートは5本で、枠内シュートに対する得点の割合は13・3%だった。

一方、対戦相手の枠内シュート数は22本。そのうち9ゴールを決められている。1試合平均の枠内シュート数は3・7本で、枠内シュートに対する得点の割合は40・9%と非常に高い。

バルセロナが唯一枠内シュート数で相手を圧倒したのは、FWアンス・ファティが11カ月ぶりに戦列復帰し、3-0で快勝したレバンテ戦。ただ16本の枠内シュートに対する得点の割合は18・8%と、それでも低かった。

その他5試合の枠内シュート数はわずか14本。レバンテ戦1試合を下回っている。得点はグラナダ戦の1点のみで、枠内シュートに対する得点の割合はわずか7・1%と非常に低く、決定力のなさが浮き彫りとなっている。(高橋智行通信員)