バルセロナが、来季新メインスポンサーに対し、71億円以上の金額を希望していることが分かった。財務部門副会長のエドゥアルド・ロメウ氏が11日、地元テレビ局TV3のインタビューで明かした。

17年にメインスポンサーになった楽天との契約が来年6月で切れるため、バルセロナは現在、新たなスポンサー探しに取り組んでいる。ロメウ氏はインタビューの中で、今後5年間で現在の収入を2倍にし、売り上げを15億ユーロ(約1950億円)に到達させることを目標に掲げていると説明。現在の“胸スポンサー”楽天から支払われている年間5500万ユーロ(約71億5000万円)以上の金額を求め、新スポンサーを探していることを強調した。

同氏は「我々の価値は現在のものではなく、新型コロナウイルス感染拡大前のものだと考えているし、その金額を上回る必要がある。我々のユニホームに名前を入れたい人は誰であろうとそれを支払わなければならない。その契約はクラブをより迅速に健全化させるのに役立つだろう」と話している。(高橋智行通信員)