パリ・サンジェルマン女子チームのMFアミナタ・ディアロ(26)が犯人に指示し、同僚でライバルのMFキーラ・アムラウィ(31)を襲撃させた可能性が疑われている事件で、バルセロナなどで活躍した元フランス代表DFのエリック・アビダル氏(42)が警察から事情を聴かれることになった。

複数海外メディアが報じた。

事件は11月4日のチーム夕食会の後に起きた。ディアロが運転する車でアムラウィらが帰宅。アムラウィの自宅前に停車した時、マスクをかぶった2人組の男が現れ、アムラウィの足を鉄の棒で殴打するなど暴行を加えた。一方、ディアロは無傷だったという。ディアロはその後、警察に勾留されて事情聴取を受けたが関与を否定。捜査は続いているものの、ディアロはすでに自宅に戻っている。

そんな中、仏ルモンド紙が新事実を報道。犯人はアムラウィを殴打する際、「お前は妻帯者と寝るのが好きなんだろ」と叫びながら暴行を加えていたという。

ここで捜査線上に上がってきたのがアビダル氏。同氏はアムラウィがバルセロナでプレーしていた頃、同クラブでディレクターを務めており、2人が不倫関係にあった可能性があるという。

アムラウィは暴行事件後、すぐにアビダル氏に連絡しており、アムラウィの携帯電話がアビダル氏の名前で登録されていることも分かった。

アビダル氏には妻と5人の子供がおり、不倫を知った夫人が事件を首謀した可能性もある。アビダル氏とともに、夫人も参考人として警察から話を聞かれる見通しだ。