マジョルカの日本代表MF久保建英(20)が、強豪Aマドリード戦で途中出場し、決勝点を奪う活躍を見せた。

前節で負傷から復帰した久保は、2試合連続のベンチスタート。0-1の同29分に、右サイドハーフに入った。いきなりペナルティーエリア外からシュート。DFにブロックされたが、得点が必要な中で積極的に仕掛けた。

後半35分にルッソのヘッドで同点とすることに成功。敵地で勝ち点1を確実に手にするため守りを固めた中、後半ロスタイム1分に久保のゴールが待っていた。ハーフラインで縦パスに反応し、DFの裏へ抜け出すと、そのままドリブルでペナルティーエリアに侵入。GKオブラクとの1対1を制して決勝点を記録した。自身の今季初得点は強豪から勝ち点3を奪う貴重な1発となった。

試合後はフラッシュインタビューに対応した。主なやりとりは以下の通り。

-逆転勝利

久保 試合前に僕たちは監督から素晴らしい話を聞き、集中して試合に入ることができたし、前半は互角だった。後半は相手がプレッシャーをかけてきたが、僕たちは長い時間苦しみながらも、自分たちにチャンスが訪れることを分かっていた。

-逆転を信じていた?

久保 リードされたら逆転するのがほとんど不可能な相手。でも僕たちは最後まで勝利を目指したし、少しの運がありそれを成し遂げることができた。チームがそうだったかは分からないが、僕は決勝点を決められると信じていたよ。

-GKオブラクを前にして緊張しなかったか

久保 少しそうなったし、最後のタッチは少しうまくいかなかったと思う。でも2カ月月間を苦しんだ後、僕はついに素晴らしいものを手に入れることができた。

-ゴールがレアル・マドリードの役に立つか

久保 僕は100%、マジョルカのことを考えているけれど、もしRマドリードに貢献できるならうれしいよ。でも僕はマジョルカに集中している。

【高橋智行通信員】