4日のアトレチコ・マドリード戦に2-1で勝利し、リーグ戦8戦ぶりの白星を手にしたマジョルカのルイス・ガルシア監督(49)が「久保建英と李康仁(イ・ガンイン)を同時に起用するのは難しい」と話した。

ガルシア監督は試合後の記者会見で、決勝ゴールを決めた久保をたたえた上で「(アシストした)アンヘルはよく見ていたしパスは正確だったが、タケがゴールを決められるとは思わなかった。ボールが少し後ろに入ってしまったから」と振り返った。

さらに李康仁とのコンビについては「彼らは我々にとって重要な存在にならなければいけない選手たち。だが2人を同時起用するのは難しいだろう。彼らは我々にポジティブなものをもたらすが、同時に失うものもある」と評した。

同監督は2人を同時起用するのが難しい理由として守備力の低下を示唆し「例えばアントニオ(サンチェス)はジョレンテに対し、信じられないほど素晴らしい守備の仕事をやってくれた。我々が彼ら(久保と李)を同時起用する時もあるだろうが、2人はベンチから試合に入り、出場時間を最大限に生かす方法も知る必要がある」と話した。

暫定12位につけているマジョルカの次戦は、10日にホームで行われるセルタ戦となっている。(高橋智行通信員)