MF久保建英(20)が所属するマジョルカが、今季5大リーグ(スペインリーグ、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、セリエA、フランスリーグ)で唯一白星のなかった最下位レバンテにシーズン初勝利を献上した。

0-0で折り返すと、後半立ち上がりにカウンターからDF裏へ抜け出した相手FWソルダードに先制ゴールを決められた。

その後はマジョルカにも何度もチャンスがあった。後半20分にはFWフェル・ニーニョが倒されてPKを獲得。しかしキッカーのDFオリバンがゴール左へ蹴った「コロコロPK」があえなくGKにキャッチされて得点ならず。

同36分にはフェル・ニーニョが同点ゴールを決めたかに見えたが直前に味方にハンドがあり、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の末にゴールは取り消しに。さらに終了間際には左のショートコーナーから久保が中央へ切れ込み、右足シュートをファーサイドのネットに突き刺したが、これも直前に久保がオフサイドとなっており、ゴールにはならなかった。

マジョルカは前掛かりになっていた後半ロスタイムに相手にダメ押しの2点目を許してしまい、そのまま試合終了となった。

2日のバルセロナ戦、5日のスペイン国王杯3回戦エイバル戦を欠場した久保は地元メディアでは新型コロナウイルスに感染しているとも報じられていたが、この日はあごひげをたくわえた姿で元気にフル出場。コンディションに問題がなさそうなところは見せていた。