マジョルカの日本代表MF久保建英(20)がスペイン国王杯4回戦・エスパニョール戦で鮮やかなFKを決めた。

先発した久保は前半32分、ゴールやや右、約22メートルの位置から、壁を超えて鋭く曲がり落ちる軌道でゴール右隅へFKを蹴り込んだ。

マジョルカは後半にも追加点を挙げて2-1で勝利。準々決勝進出を決めた。

以下、久保の試合後の一問一答。

-FKでスーパーゴールを決めた

久保 本当に素晴らしいゴールだったと思う。アマトがファールを受けた時、FKを蹴ろうと思っていたし、自信があった。ここでは自信がある選手がFKを蹴るように監督が言っているし、もし失敗しても次は決められると思っていた。

-試合開始からチームのモチベーションが高くいい状態だった

久保 それは僕たちが今週1週間やってきた練習のおかげだと思う。ファンが期待しているようないつものインテンシティを練習で感じ取ることができたし、何が起ころうとも満足した形で試合を終えることができると確信していた。エスパニョールにゲームをコントロールされた何分間かを除けば、僕たちは1-0で勝っている時も攻めようとしていたと思うし、今日は素晴らしい出来だった。

-国王杯準々決勝進出による気持ちの高まりは

久保 夢を見るのは自由だ。僕はこのフレーズを気に入っている。僕たちは準々決勝に進出できたが、今は降格圏内までわずか勝ち点3のところにいるリーグ戦に集中しなければいけない。(リーグ戦では)この後、強豪のビリャレアルと対戦することになるが、今日のようにプレーできれば大きな可能性があるはずだ。もう国王杯のことは忘れ、勝利を目指してリーグ戦に臨むつもりだ。

-エスパニョール戦の勝利による自信は

久保 僕たちは今日のようなプレーができれば、どんな相手とも対等に渡り合うことができると思うし、監督が、もし僕たちがサッカーに何らかのものを与えることができれば、サッカーが何かをお返ししてくれると言っていた。

(高橋智行通信員)