マジョルカが今冬、ラツィオに所属するコソボ代表FWベダト・ムリキ(27)の獲得を考えていると、マジョルカの地元紙ウルティマ・オラが26日に報じている。

マジョルカは今季、アンヘル、フェル・ニーニョ、ホッペを獲得し、以前より所属しているアブドンを合わせたストライカー4人でシーズンを戦っているが、全員が期待通りの結果を出せていない。ルイス・ガルシア監督はシーズン当初より得点力不足に頭を抱えており、チームはリーグ戦4連敗中のここ13試合でわずか1勝と非常に悪い状況に陥っている。

そんな中、クラブは攻撃陣を強化するため、今冬の移籍市場でビリャレアルの元スペイン代表FWパコ・アルカセルとの契約に動いているものの、交渉がうまくいっておらず、新たにムリキをリストアップしたとのこと。同紙によると、契約内容は今季終了までの期限付き移籍で、買い取りオプションが付く可能性があるという。

身長194センチの大型FWのムルキは20年夏のラツィオ加入後、公式戦49試合に出場するもわずか2ゴールをしか決めていない。一方、コソボ代表では37試合に出場し18ゴールを記録している。

マジョルカは今冬、GK、DF、FWの3ポジションの補強を目指す中、現時点ではパリ・サンジェルマンからGKセルヒオ・リコを獲得したのみである。(高橋智行通信員)