アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)が、フル出場したMF鎌田大地(25)の活躍などで、3-2で強豪バルセロナ(スペイン)に勝利。2戦合計4-3で準決勝進出を果たした。

Eフランクフルトは開始4分でリンドストロムがエリク・ガルシアに倒されてPKを獲得。このPKをコスティッチが決めて先制した。

前半36分には約25メートルの距離からボレが右足スーパーミドルをゴール左上に突き刺して点差を広げた。コロンビア代表FWのボレはゴール直後、自身のユニホームのパンツに印刷されている「19」を指さし、その後、胸の前で手を合わせた。コロンビア代表で背番号19を背負い、交通事故のために13日になくなったフレディ・リンコンさんへの追悼のポーズだった。

Eフランクフルトは後半22分にも中央の鎌田からのパスを受けた左サイドのコスティッチが3点目のゴール。バルセロナがロスタイムに2点を返したため、結果的に鎌田のアシストが試合を決める結果となった。

鎌田は同33分にもあわやという右足ミドルシュートを放っており、名門クラブを相手に存在感を示した。

グラスナー監督は「選手たちがここで成し遂げたことをたたえたい。85分間はすべてをパーフェクトに実行した。我々は強いリーグに所属する15戦無敗だった相手に対し、2試合ともに力を見せつけた。この素晴らしい勝利をファンと分かち合いたい。選手たち、ファンのみなさん、ありがとう。この勝利は私の胸に焼き付けられた。我々はフランクフルトらしくプレーした。それが監督である私にとって一番重要なことだ」などと話した。