マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(37)が、クラブキャリアで通算50回目のハットトリックを達成した。

ロナウドは前半7分にFWエランガが相手ボールをカットし、ゴール前へ送ったパスを右足で押し込み幸先良く1点目。

続く前半32分には、右CKからDFテレスの入れたボールに打点の高いヘディングで合わせて2点目を決めた。

そして2点を返され2-2の同点で迎えた後半31分、ゴール前右寄りで得たFK。23メートルほどの距離から仁王立ちし、右足で強烈なシュートをゴール左へ放った。セーブを試みたGKクルルの手をはじき、ゴールネットを揺らした。

鮮やかなFKでのハットトリック達成に、ロナウドは歓喜の感情を爆発させ、ピッチ上を猛ダッシュした。「夢の劇場」オールド・トラフォードは大歓声に包まれた。

今季2度目となるハットトリックで、得点数は15となり得点ランキング3位タイに浮上した。

ロナウドは0-1で敗れた9日のエバートン戦後、フィールドを離れる際にスタンドのサポーターが手にしていた携帯電話をたたき落としたと報じられ、自身のインスタグラムで謝罪する騒動があったばかり。自らの愚行で逆風が吹く中、あらためてピッチ上では千両役者ぶりを発揮した。

ロナウドの活躍でチームも暫定5位に浮上した。