バルセロナのシャビ監督(42)がレアル・ソシエダード戦後、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に1歩近づいたことに関して「クラブの未来にとって必要不可欠な勝利だ」と語った。シャビ監督が試合後、記者会見に出席し、苦しみながらも勝ち点3を獲得したことについて次のように述べている。

「勝ち点3を獲得できたことに満足しているよ。これはクラブの未来にとって必要不可欠な勝利だ。しかしプレーには満足していない。前半は良かったが後半は苦しんだからね。素直になり自己批判する必要がある。パフォーマンスが良くなかったので改善しなければいけない。今日は理想とするゲームではなかった」と出来の悪さを認めていた。

Rソシエダードについては「彼らは素晴らしいチームだ。我々はゲームを支配され苦しめられた。欧州CL出場権争いの直接のライバルなので、これは本当に重要な勝ち点3だ」と苦しんだ末の勝利を喜んだ。

スペイン・スーパーカップのサウジアラビア開催を仲介した件など、スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長と過去にさまざまなやりとりをした音声データが最近流出したDFピケについても言及。「今日はいつもと同じようにプレーしていたと思う。ここ2、3カ月前からフィジカル面に違和感を抱えながらプレーを続けてきたが、この1週間のことは彼の助けになるだろうし、それは彼にとってアドレナリンのようなものだ。彼はチームのリーダーであり、私が監督に就任してからずっと重要な選手だ」と大きな影響がないことを強調した。

シャビ監督はRソシエダード戦前日の記者会見でピケについて、人々の話題になることが好きであり、それがドラッグやガソリン、アドレナリンのようなものになっているという発言をしていた。(高橋智行通信員)