バルセロナは14日、フランス代表FWウスマン・デンベレ(25)との再契約に合意したと発表した。24年6月30日までの2年契約。

デンベレの前契約は今年6月30日までで、いったん契約は満了していた。デンベレの代理人が移籍の可能性を模索してきたが実現しなかった。

バルセロナは契約内容を明かしていないが、スペイン・アス紙がクラブ関係者から入手した情報によると、デンベレは40%の減俸を受け入れたもようだ。しかし出来高をクリアすれば前契約と同等の給与になる可能性もあるという。

デンベレは20歳だった17年夏にドルトムントからバルセロナに加入。以降、度重なるけがに苦しみ、継続的に活躍することができなかった。ただバルサでの公式戦出場は150試合と多くはないが、その間の成績は32得点34アシストと光るものを見せてきた。

デンベレはバルセロナとの契約が残り半年を切った今年1月、移籍金なしでの放出を避けたいクラブから退団するよう激しいプレッシャーを受けた。だが残留し、そこからの半年間でシャビ監督の信頼を勝ち取った。昨季リーグ戦はチームトップの13アシストを記録した。(高橋智行通信員)