アトレチコ・マドリードが、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(22)に対するマンチェスター・ユナイテッドからのビッグオファーを拒否したとスペイン紙アス電子版が17日に報じた。

マンチェスターUは、Aマドリードに1億3000万ユーロ(約182億円)もの巨額オファーを出したという。しかしAマドリードは、主力選手を1人も放出するつもりはないため断りを入れたとのこと。さらにその際、ジョアン・フェリックスの契約解除金が3億5000万ユーロ(約490億円)に設定されていることも併せて伝えたという。

同紙によるとジョアン・フェリックスは、クラブ首脳陣およびシメオネ監督にとって今季だけでなく将来的にも最も重要な選手であるとのことだ。ポルトガルの若き天才は19年夏、Aマドリード史上移籍金最高額となる1億2720万ユーロ(約178億800万円)で入団。度重なるけがも影響し、高額な移籍金に見合った実力を発揮できているとは言い難かった。しかし今季の開幕戦、ヘタフェ相手にいきなり3アシストを記録してチームを3-0の勝利に導き、決定的な役割を果たせる選手であることを証明していた。(高橋智行通信員)