カタール・サッカー協会は6日、カルロス・ケイロス氏(69)が同国代表監督に就任すると発表した。契約は26年まで。

Jリーグ名古屋グランパスやレアル・マドリードなどを率いた同氏は、これまで代表チームではポルトガル、UAE、南アフリカ、イラン、コロンビア、エジプトを指揮。カタールが7カ国目となる。

ケイロス氏は南アフリカ、ポルトガル、イランで計5度W杯本大会に参加。次回26年北米大会では自身5大会連続6度目のW杯を目指す。

カタールは22年W杯に開催国として初出場。しかし1次リーグ3戦全敗で敗退し、スペイン出身のサンチェス前監督が退任していた。次回W杯では初の予選突破を目指す。

26年大会は米国、カナダ、メキシコで共催され、出場国が32カ国から48カ国に拡大される。アジア枠はこれまでの4枠から8枠が保証されることも決まっている。

カタールは今年6~7月に開催されるCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)ゴールドカップに招待されている。もともと同時期に中国で行われる予定だったアジア杯は、中国がコロナ政策によって開催を断念。カタールで行われることが決まり、来年初頭に日程変更される見通しとなっている。