世界中をとりこにする「ミトマ」は、心優しきヒーローだった。ブライトンで大活躍を見せる日本代表MF三笘薫(25)が、12日に日本財団の「HEROs DREAM」のチャリティー企画に参戦する。

アスリートが社会課題解決のために立ち上がり、ファンに対して、特別な体験を通して寄付を募るもの。今回はバレンタインデー企画として、三笘が当選者5人へ、メッセージ付きのチョコをプレゼント。さらに、その5人と各10分の会話を行う。三笘が住む英国からオンラインでつなぎ、“甘い一時”を届ける。

決して口数が多くない三笘だが、内に秘めるハートは熱く、温かかった。日本財団の担当者によれば、昨年11月ごろから三笘の起用を検討。W杯カタール大会、そしてプレミアリーグでの活躍もあり、抜てきに至ったという。同担当者は「提案したところ、以前からこうした社会貢献活動へのマインドが高いということでした。本人が『興味があるので、ぜひ協力したい』ということで、本当にうれしく思っています」と喜んだ。寄付先は「日本財団子どもサポート基金」。三笘の思い、賛同した人の思いで、さまざまな困難に直面する子どもたちを支援する。

今を時めく三笘だけあり、大多数の応募があったという。同担当者は「忙しい時期に、三笘選手に協力してもらえたことをうれしく思います。三笘選手も『こういった活動を積極的にやっていきたい』ということで、また何かの形でやっていけたら」と話した。

日本のJOKERからエースへ成長を続ける三笘。1月29日のFA杯リバプール戦、今月4日のリーグ戦のボーンマス戦では終了間際に得点をマーク。ともに劇的な決勝点と文字通り、チームを救う活躍を見せている。ピッチ内外で、ヒーローとなり、サッカーを通して、世界に笑顔を届け続ける。【栗田尚樹】