史上最多15度目の優勝を狙う前回王者レアル・マドリード(スペイン)がアウェーで、前々回覇者チェルシー(イングランド)に2-0で勝利。2戦合計4-0で3大会連続の4強入りを決めた。

Rマドリードは立ち上がりからチェルシーの勢いに押され、何度もピンチを迎えた。だがGKクルトワの好セーブもあり、無失点でしのいだ。

そして王者は相手のミスを見逃さなかった。後半13分、右サイドのFWロドリゴへ自陣深くからDFミリトンがパス。これをカットできるタイミングではなかったにもかかわらず、相手DFチャロバーがスライディングタックルで奪いに来たため、ロドリゴはひらりとボールを浮かして同DFをかわし、そのまま独走状態でゴール前へ進入。逆サイドのビニシウスへボールを渡し、その後、リターンのパスをもらって左足で先制ゴールを蹴り込んだ。

Rマドリードは同35分にもロドリゴのゴールで加点。そのまま2-0で勝利した。

アンチェロッティ監督は「クルトワのビッグセーブはとても重要だった。先制されるのは嫌だったし、それを心配していたから。後半になるにつれて、我々はより強くなり、スペースを作り、質の高いトランジションができるようになった」などと話した。

Rマドリードは5月に行われる準決勝でマンチェスター・シティー(イングランド)とバイエルン・ミュンへン(ドイツ)の勝者と戦う。

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