かつてバルセロナなどで活躍したDFダニエウ・アウベス(40)の保釈請求が9日に却下された。アウベスは性的暴行の告発によりスペインで収監されているが、保釈が認められなかったため刑務所にとどまることになった。

裁判所は今年2月にも、アウベスの弁護団による同様の要求を、逃亡の危険性があるとして却下している。同DFの弁護団は、5日以内に今回の決定を不服として控訴する。

アウベスは昨年12月30日にナイトクラブで女性に性的暴行を加えたとして、今年1月に勾留された。アウベスはこの訴えを否認し、女性との性行為は同意の上だったと述べている。

裁判官は、当局による最初の調査を分析し、アウベス、被害者とされる女性および目撃者の証言を聞いた後、同DFに保釈なしの収監を命じた。アウベスは現在、審問の日程が決まるまで公判前勾留されている。

アウベスの弁護団は、200ページに及ぶ報告書と監視カメラの映像を提出。女性や他の目撃者の証言を否定するものだと述べている。また弁護団は、アウベスが保釈された場合、パスポートの提出や追跡装置の装着など、裁判所から課せられるいかなる措置も受け入れると改めて表明した。

アウベスは4回にわたって自分の証言を変えているが、被害者の供述は変わっておらず、生体検査の結果、被害者の体内からアウベスの精液の痕跡が見つかっている。

昨年成立したスペインの性的同意法では、性的暴行はネット上での虐待や痴漢からレイプまで幅広い犯罪を取り込み、それぞれ刑罰が定められている。レイプの場合、最高で15年の刑期を言い渡される可能性がある。

アウベスは6日に40歳になった。バルセロナで欧州チャンピオンズリーグ(CL)を3度、ブラジル代表では南米選手権を2度制覇。42個のタイトルを獲得した。昨年はカタールで開催された3度目のワールドカップに出場した。