英ガーディアン紙は4日、23年女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会1次リーグを終えた時点での独自の「パワーランキング」を発表。なでしこジャパンが1位に輝いた。

同紙はなでしこについて「ここまで3勝、11得点、無失点と、池田太監督のチームは間違いなくベストだ。特筆すべきはスペインを4-0で破った試合。相手のポゼッション・プレーを見事に崩した。23歳の宮沢ひなたは中盤で輝きを放ち、4ゴールで得点ランキングトップに立っている」と評した。

ガーディアン紙のランキングは2位スウェーデン、3位イングランド、4位オランダ、5位コロンビア、6位ナイジェリア、7位オーストラリア、8位スペイン、9位ジャマイカ、10位南アフリカ、11位フランス、12位モロッコ…と続き、5日に日本と戦うノルウェーは決勝トーナメントに進出した国の中では最低の16位。

同紙は、ノルウェーの攻撃の軸であるグラハム・ハンセン(バルセロナ)が0-0で引き分けたスイス戦でスタメンから外れたことについて、試合後のインタビューでリーセ監督を批判し、その後、謝罪したエピソードを紹介。「依然としてヘーゲルベルグ(リヨン)のコンディションも心配」としている。

3連覇を狙う米国は13位で「米国史上最低のW杯スタート。ポルトガルと0-0で引き分け、恥をかくことだけは回避し、オランダに次ぐグループ2位を確保。何とか1次リーグを突破した。チームはトーナメントで成長していくものだが、これほどタレントがそろったグループなのに、戦術的なビジョンが欠如しているように見える」と記されている。