欧州チャンピオンズリーグ初挑戦となったレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)に、クラブの地元紙が及第点をつけた。

Rソシエダードは20日、10季ぶりの参加となった欧州チャンピオンズリーグ(CL)の1次リーグ第1節でインテル・ミラノと1-1で引き分けた。同大会初出場の久保は公式戦6試合連続でスタメン入りし、いつも通り4-3-3の右ウイングでプレーした。

試合を通じて、5バックで臨んだ相手に警戒されたことで苦しんだが、前半最後に存在感を発揮した。同41分に右サイドからのクロスでル・ノルマンのシュートチャンスを演出し、同45分にペナルティーエリア内から強烈なシュートを放つがGKにファインセーブされた。

さらに後半24分、久保の蹴ったCKをミケル・メリーノが頭で合わせたが、惜しくもクロスバーをかすめて枠上に飛んでいった。同27分にオドリオソラと交代した際、スタンディングオーベーションが起こっていた。

クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の久保について、「アウグストのマークによって試合に入るのに苦労した。しかしそれを成し遂げた後、美しいプレーでル・ノルマンにクロスを上げ、あと一歩で決定的な存在になるところだったが、シュートはわずかに枠上を越えていった。ハーフタイム後は消耗して交代した」と寸評し、6点(最高10点)をつけた。チーム最高点はスベルディア、スビメンディ、ブライス・メンデス、バレネチェアの4人で8点だった。

Rソシエダードは来月3日に欧州CL・1次リーグ第2節でレッドブル・ザルツブルクとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)