杭州アジア大会男子サッカー決勝の日韓戦の前に、韓国代表がサムギョプサルで結束を固めた。炭火の鉄板の上に、やや厚めのブタの3段ばら肉のスライスを焼く料理。韓国では会食や外食時の定番メニューで、国民栄養食として愛されている。スタッフが選手村近くの韓国料理店を見つけ、黄善洪(ファン・ソンホン)監督(55)以下、スタッフと選手が楽しい一時を過ごしたという。

準決勝(4日)のウズベキスタン戦では右MFでチーム一の俊足のオム・ウォンサンが負傷交代した。精密検査の結果、左足首の捻挫と診断され、日本戦の出場はまだ不透明な状況だ。黄監督は「オムの起用はまだ分からない」とけむに巻いている。オムは試合前日の6日、練習には参加した。15分間公開された練習には参加したものの、力をセーブしてこなしたような動きもあり、その後の非公開練習にフル参加したかは不明だ。

チーム全体の雰囲気も、オムの負傷でやや重かった。しかし日本に勝って金メダルを獲得すると、約2年間の兵役義務が免除される。大事な一戦を前に、サムギョプサルとユッケジャン(牛肉を煮込んだ辛いスープ)とキムチで気分転換した韓国が、高いモチベーションで日本戦に臨む。