強豪同士によるビッグマッチは、両チーム合わせて8ゴールという壮絶なドローとなった。
先制したのは王者マンチェスター・シティー。前半25分、FWハーランドが自ら倒されて得たPKを決めた。すると4分後、今度はチェルシーがやり返す。
右CKからニアサイドへ走り込んだ39歳になるDFチアゴ・シウバが頭でファーサイドへと流し込み、すぐさま追いついた。
さらにチェルシーは前半37分、MFジェームズのスルーパスからFWスターリングが押し込み、勝ち越しに成功。譲らぬマンCも前半終了間際、ショートCKからのクロスボールをDFアカンジが頭で合わせて同点とした。
後半さらに試合は白熱した。開始1分30秒、マンCがハーランドのポストプレーを起点に速攻を開始。右サイドのMFフォーデン、さらに縦に走ったMFアルバレスとつなぎ、折り返しをハーランドがスライディングで押し込んだ。3-2と勝ち越した。今季リーグ12試合で13得点となり、こちらもトップをひた走る。
だがチェルシーも22分、MFギャラガーのシュートのこぼれ球をFWジャクソンが押し込み3-3と試合を振り出しに戻した。
降りしきる雨の中、ゴールを目指した激しい攻防が続く。
そして41分、マンCはこぼれ球をMFロドリが鋭いシュート。これがDFチアゴ・シウバの足に当たり、角度が変わってゴールインする。再びの勝ち越しで勝負は決まったか、と思われた。だがチェルシーもあきらめない。
アディショナルタイム5分、途中出場のFWブロヤがエリア内でシュートモーションに入ったところをスライディングで倒されPKを獲得。これをMFパルマーが決めて土壇場で追いついた。
4-4の激しい打ち合いだったが、どちらにも決定的な場面が他にも3本はあった。それだけにマンCのGKエデルソン、チェルシーGKサンチェスのファインセーブがなければ、野球さながらのスコアになっていた。
元リバプールのイングランド代表DFで解説者のキャラガー氏は、スカイスポーツで「プレミアリーグの最高傑作だ。チェルシーが追いついたのは正しいものだった。シティーファンはがっかりするだろうけど、勝者が出てはいけないと感じた。それほど素晴らしい試合だった」とコメント。
また、オーストラリア代表GKでチェルシーにも所属した解説者のシュワルツァー氏は、BBCラジオ5に「アメージングな試合だった。最初からインテンシティーがとても高く、(チェルシーは)現時点で世界最高のチームに対し、ファンタスティックなパフォーマンスを披露した」と興奮気味に話した。

