アーセナル(イングランド)の日本代表DF冨安健洋(25)が、ホームのRCランス(フランス)戦で加入3季目で初の1試合2アシストをマークした。右サイドバックとして5-0の前半終了までプレーし、チームは6-0で大勝。勝ち点12でB組首位が確定して16強入りを決めた。

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自陣ペナルティーエリア(PA)内から全速力で駆け上がった。前半終了間際、逆襲速攻からFWサカがボールを持ち上がると、冨安はその右側外に進路を変えた。オーバーラップからパスを受け、敵陣PA内まで進入。ピッチを縦断しても足元に乱れはなし。右足でふわりとクロスを送り、走り込んだMFウーデゴールが左足ボレーでチームの5点目を奪った。

日本代表での活動を挟んで公式戦5試合連続の先発となった冨安は序盤から積極的に攻撃にかかわった。前半13分に先制点の起点となる浮き球のパスを送ると、3-0の27分には右から左へ大きく展開し、FWマルチネリのゴールをお膳立て。これが欧州CLで自身初のアシストとなった。

ただ、移籍後初となる1試合2アシスト目で5-0とリードを広げたハーフタイムに交代。前節8日セビリア戦で足の違和感から前半限りで交代したが、アルテタ監督は「この過密日程の中、現時点で最終ラインの選手が不足しており、この点差を利用して早めに交代させて休養させた」と説明。守備だけでなく、攻撃でも存在感を発揮し始めたDFへの信頼をあらためて示した。

冨安も「監督が信頼してくれるので、選手はできる限りの準備をするだけ」と話していた。前半だけで異なる5人がゴールという大会史上初の快記録達成を文字通りアシスト。氷点下近くに冷え込んだピッチで奮闘した25歳DFは、白い息を吐きながらウーデゴール、サカと笑顔で抱き合い、お役御免となった。