フランス1部パリ・サンジェルマンやニースなどで指揮を執ったクリストフ・ガルティエ氏(57)が、前所属クラブのニース監督時代に人種差別を行ったとして、15日に裁判があった。

ハラスメントと差別で有罪となった場合、57歳のガルティエは最高で3年の懲役と4万5000ユーロ(約700万円)の罰金を科される。裁判後、判決は後日下される。

ガルティエ氏は、21年から22年までニースの監督を務め、2022年から23年までパリ・サンジェルマンの監督を務めた。今年初めにフランスのメディアがニースの前ダイレクターのフルニエ氏がクラブのオーナーに宛てた告発を報道。報道によると、ガルティエ氏が「チームに黒人やイスラム教徒の選手が多すぎる」と発言したことが告発されていた。

ニースの検察官が「人種や宗教を理由とする差別」についての予備調査を開始し、捜索を行った。告発したフルニエ氏は「ニースには黒人やイスラム教徒の選手が多すぎ、ニースの民族的特徴を反映していない」と具体的に訴えたとしている。

法廷では、ガルティエ氏は自身の発言ではなく、レストランで声をかけられたものだと主張し「私がレストランにいると、3人の人物がやってきて、チーム構成について話しかけてきた。そのコメントは人種差別的なものだった。その後、フルニエとアシスタントコーチに伝えた」と話した。 ガルティエ氏は、アルジェリア人選手を蔑称で呼んだという事実も否定。ガルティエは、フルニエ氏が虚偽の報告をしたと付け加えた。

ガルティエ氏は昨季、パリ・サンジェルマンをリーグ優勝に導いたが、欧州チャンピオンズリーグでは敗退。7月に解任され、後任には元バルセロナのルイス・エンリケ監督が就任した。ガルティエ氏は現在、カタールのアルドゥハイルの監督を務めている。