元レアル・マドリード監督のジネディーヌ・ジダン(51)が、マンチェスター・ユナイテッドのオファーを断ったと、欧州のメディアが29日(日本時間)伝えた。イタリアの媒体「フット・メルカト」は「ジダンはマンUの提案を断る予定だ」と報じた。

マンUの新オーナージム・ラトクリフ氏(71)は、デンハグ監督の後任として、来シーズンからジダン氏の招聘(しょうへい)を強く希望していた。しかしジダン氏は、まったく興味を示していないという。フット・メルカトによると「ジダンは英語が苦手で今後、英語を勉強する予定もなく、彼の選択肢からプレミアリーグは外れている」と理由を説明。

21年にRマドリード監督を退任したジダン氏は同クラブで、チームを2度のリーグ戦優勝、3度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝に導くなど、指導力は実証している。現在、マンUの他にも、フランス代表、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスなどが次期監督として興味を示している。