レアル・ソシエダードは最近ほとんど勝利なく、調子を崩しているが、その成績不振の原因をクラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコア電子版が12日に報じた。

同紙はその理由として、主力選手の出場時間の多さによる疲労の蓄積やセンターフォワード3人(アンドレ・シウバ、サディク、カルロス・フェルナンデス)のゴールの少なさを挙げている。中でも大きな原因として、「最も信頼できるトリオ」である久保、オヤルサバル、バレネチェアの3人が、長らくスタメンで3トップを形成できていないことを伝えた。

この3人が最後に先発でピッチに立ったのは、11月8日にホームで行われた欧州チャンピオンズリーグ・1次リーグ第4節ベンフィカ・リスボン戦。それ以降、公式戦26試合続けて久保、オヤルサバル、バレネチェアは一緒に先発出場していない。

この3人が前線で揃ってピッチに立てていない主な理由は、けがやコンディション不良によるものだ。今季ここまで、現在負傷欠場中のバレネチェアは公式戦17試合、オヤルサバルは13試合に欠場。一方、久保はアジアカップ参加が影響し、合計で11試合を休んでいる。

同紙は、「彼らが一緒にプレーした時の数字も完璧なものではなかったが、イマノル・アルグアシル監督が考える試合展開で輝きと完璧さがあった。合計で今季8試合しか一緒にプレーしておらず、その成績は4勝2分け2敗。彼らのパフォーマンスには、敗北を喫したが前半驚異的な出来だったアウェーのレアル・マドリード戦、好プレーを見せて1-1の引き分けに終わったホームのインテル・ミラノ戦、勝利したアウェーのレッドブル・ザルツブルク戦とベンフィカ・リスボン戦、0-1で敗れた説明がつかないホームのバルセロナ戦が含まれている」と3人が数々の重要な試合で一緒に先発し、際立つ活躍を見せていたことを強調した。(高橋智行通信員)