日本代表MF久保建英(22)が所属するレアル・ソシエダードはホームで行われたスペインリーグ最終節でアトレチコ・マドリードと対戦した。先週末のベティス戦に勝利して6位の座を確保し、来季の欧州リーグ出場権を獲得したRソシエダードは、スタメンを3人入れ替えて臨んだ。前節出番のなかった久保は2試合ぶりに先発復帰し、4-3-3の右ウイングでプレーした。

すでに来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得しているAマドリードは、前節からスタメンを3人変更し、コレアとグリーズマンを前線に配す5-3-2で戦った。

前半立ち上がり、Aマドリードが試合を有利に進める中、久保が7分に縦に仕掛けて右足でクロスを上げたが、ザハリャンのヘディングシュートは枠を捉えられなかった。

Aマドリードはその2分後、DF裏にうまく抜け出したジョレンテが右サイドから正確なグラウンダーのクロスを入れ、リーノがゴール前で押し込んで先制点を記録した。

それ以降、Aマドリードがやや後ろに引いたことでRソシエダードが優勢に戦うも、相手の堅固な守備を崩せない。また、久保が時折、縦に仕掛け、ブライス・メンデスやトゥリエンテス、そしてザハリャンがFKからゴールを狙っていったが得点は生まれなかった。

一方、Aマドリードは前半終了間際、ジョレンテが鮮やかなミドルシュートを放つも、GKにファインセーブされた。

Rソシエダードは前半、ボール支配率やシュート数でAマドリードを上回るも、プレーの精度を欠き、同点にできなかった。

両チームとも交代なく後半をスタート。拮抗(きっこう)した状態が続く中、最初にチャンスを作ったのはRソシエダードだった。

16分に久保が右サイドから中に向かってドリブルを仕掛け、ペナルティーエリア手前から強烈なシュートを打つも、惜しくもGKにファインセーブされた。Aマドリードはすぐさま反撃し、17分にジョレンテがゴールを狙うもGKの好守に阻まれた。

それ以降、両チームともチャンスなく、次々と選手交代を行っていき、メンバーをリフレッシュした。そしてAマドリードは35分、DF裏にうまく抜け出したモラタがGKとの1対1を迎えるもシュートを失敗した。

1点を追うRソシエダードは終盤、全力で同点ゴールを奪いにいくも、相手の堅固な守備を崩せない。一方、Aマドリードは終了間際、モラタのアシストからヘイニウドは追加点を記録し、試合を終わらせた。

Rソシエダードはボールをキープするも最後までゴールは遠く、0-2で敗れて連勝が2でストップ。リーグ戦成績は38試合16勝12分け10敗の勝ち点60の6位で、今季の全日程を終了した。

試合後、ロッカールームに戻った選手たちが5季連続の欧州リーグ出場権獲得を祝い、白いTシャツに着替え、再びピッチに出た。そしてクラブの大きな旗を振る下部組織の選手たちの花道に迎えられ、チームスタッフと一緒にセンターサークルを囲み、ピッチを一周してサポーターに今季1年間の感謝を伝えていた。

Rソシエダードはこの後、休むことなく日本に飛び、29日に国立競技場で東京ヴェルディと親善試合で対戦する。(高橋智行通信員)