バルセロナは9日、今季最初のホームでの公式戦を練習場に併設されているエスタディ・ヨハン・クライフで開催することを発表した。

バルセロナは23年6月にSpotifyカンプ・ノウの全面改修工事を開始。それ以降、完成が大きくずれ込み、昨季までの2シーズン、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスを本拠地にしてきた。

バルセロナは当初、14日のスペインリーグ第4節バレンシア戦を、収容人数の約4分の1の2万7000人にまで減らし、Spotifyカンプ・ノウで開催する予定だった。直前までバルセロナ市役所の承認が得られるのを待ったものの、9日に市役所の技術者がスタジアム工事の再視察に訪れた際、試合開催の条件を満たしていないと判断されたとのことだ。スペイン紙ムンド・デポルティボはその理由として、バルセロナが市役所に提出するための工事終了証明書をできていないことを挙げている。

クラブはこれを受け、9日に公式声明を発表。現時点でSpotifyカンプ・ノウの使用が不可能であること、近い将来、同スタジアムで開催するために必要な行政許可の取得に尽力していること、そして、バレンシア戦がエスタディ・ヨハン・クライフで行われることを伝えた。

エスタディ・ヨハン・クライフの収容人数は6000人。これはスペインリーグが1部リーグの試合を開催するために義務付けている規定の8000人を下回っている。しかし、今回は不可抗力のため、例外的に使用を認められたという。その一方、クラブは21日のヘタフェ戦もしくは28日のレアル・ソシエダード戦からSpotifyカンプ・ノウを使用できると確信しているとのことだ。

バルセロナが最後にSpotifyカンプ・ノウで試合を行ったのは、23年5月28日に行われた22~23年シーズンのスペインリーグ第37節マジョルカ戦。それ以降、2年以上にわたり、同スタジアムで戦っていない。(高橋智行通信員)