【バレンシア(スペイン)=高橋智行通信員】リーグ2連覇中のバルセロナは敵地でバレンシアに5-0で大勝し、開幕4連勝で単独首位に立った。FWラミン・ヤマル(19)が2得点。FWラフィーニャ(29)も開幕から4試合連続ゴールを挙げた。バレンシアのMF佐藤龍之介(19)は後半18分から出場した。
試合は気温30度超えの蒸し暑い中でスタート。立ち上がりからバルセロナがピッチを広く使ってボールを圧倒的にキープした。
ロドリとペドリの連係を軸にボールを動かしたバルセロナは前半6分、フェルミン・ロペスがゴール前に入れた浮き球のパスを、ヤマルがやや角度のない位置から左足アウトサイドで合わせてGKドィミトリエフスキの頭上を抜き、早々に先制点を記録した。
自分たちのペースを維持したバルセロナは前半22分、ヤマルの右サイドを起点とした攻撃からゴードンがボールをつなぎ、後ろに出したボールをフェルミン・ロペスがダイレクトで合わせ、2点差にした。
後半5分には中盤でボールを奪ってカウンターを仕掛け、ヤマルのパスをフェルミン・ロペスがゴール前に送り、ラフィーニャが無人のゴールに押し込み3点差にした。
意気消沈した相手に攻撃の手を緩めず、ペドリが後半34分にダニ・オルモとの連係から4点目を決めると、その5分後にダニ・オルモの鮮やかなスルーパスからヤマルがゴールラッシュを締めくくる5点目を記録した。
フリック監督は試合後の記者会見で「ゲームをコントロールして主導権を握ることができたので、ほぼ完璧な試合だったよ。私はそれをチームに求めている。ゲームをコントロールし、スペースを作り出すことを目指しているし、今日はそれを実行できた。冷静さを保っていたし、ゴールチャンスがあればそれを狙い、自分たちにとって素晴らしい試合だった」と振り返った。
センターFWが不在の中、高い得点力を維持。指揮官は「我々の考え方は変わっていない。本物のセンターフォワードは必要だし、それは明らかだが、前線や中盤に高いクオリティーを備えた選手がそろっている。誰でもゴールを決めることができているし、今日はペドリがゴールを決めてくれたのでうれしいよ。私にとって重要なのは、今どうプレーするか、試合をどうコントロールするかということだ」と語った。
初先発のロドリについては「彼がチームに加わってくれたことを本当にうれしく思っている。しかし、ベルナルの素晴らしい働きも強調したい。ロドリがいることで、チームを向上させる機会を得た。彼は素晴らしい選手であり、ロッカールームのリーダーだ」と評価。最後に「我々は常にチームのためにベストの決断を下そうとしているし、道のりは長い」と締めた。

