メキシコにとってワールドカップ(W杯)1次リーグで過去最高となる3連勝を飾った後、かつて日本代表も率いたハビエル・アギーレ監督(67)は、今の成功に甘んじるつもりはないと意気込みを語った。ESPNが報じた。
24日にアステカスタジアムでチェコに3-0で勝利した後、アギーレ監督は「結局のところ、最も重要なのは勝つこと。それプラス、ゴールを決め、良いプレーをして勝てればさらに素晴らしい。(記録的な)数字はそのように形作られていくが…私は修正を行い、少しずつ、一歩ずつ物事を進め続けていくつもり。明日はまた別の話だからだ」
「過去のことは考えず、未来のことを考える。これは我々が進歩した点だ。立ち止まって、自分たちの仕事はもう終わった、あれで終わりだったと考えないようなマインドセットを持っている」などと、自身とメキシコ代表の成熟ぶりについて言及した。
勝ち点9を手にし、アギーレ監督とメキシコ代表はA組首位を確固たるものにした。そして、30日に再びアステカスタジアムで行われる決勝トーナメント1回戦の対戦相手が決まるのを待つ。
24日の試合では8万824人のファンで埋め尽くされたこの巨大なスタジアムで、メキシコはW杯の試合において9戦無敗を誇っている。「エル・トリ(メキシコ代表の愛称)」がアステカで敗れたのはわずか2回のみで、直近では2013年9月6日のW杯予選、ホンジュラス戦までさかのぼる。
母国の代表チームを率いるのが3度目となるアギーレ監督は、自身のキャリアを振り返り「人は間違いから学ぶものだと思う。私はキャリアを通じて多くの過ちを犯してきたし、残りのキャリアでも間違いなくもっと多くの過ちを犯すだろう。学ぶことは決して終わらないからだ。しかし、私は非常に穏やかで、また非常に成熟している」と語ったという。
1次リーグでの3勝も決して簡単なものではなかった。第2戦の韓国戦では、後半のルイス・ロモの決勝ゴールで辛くも勝利を収めた。チェコ戦では、ハーフタイムの笛が鳴るまで無得点に抑え込まれていた。
アギーレ監督は「我々にとっては良い夜だったと言えるが、試合の最初の数分間は気に入らなかった。チェコが我々のゴールに迫り、シュートを放ったのを見たと思うが、その後、我々は修正し、得点を挙げることができた」と説明した。
これらの試合のいずれにおいても、メキシコシティやグアダラハラの地元ファンは、ハーフタイムの休憩中にメキシコ代表に対してちゅうちょなくブーイングやヤジを飛ばしていた。
指揮官は「ファンが非常に要求が高いことはわかっているし、選手たちは堂々と立ち振る舞い、集中力を切らしてはならない。彼らはただ冷静さを保ち、感情のバランスを保たなければならない。人々が歓声を上げている時に誇り高くなりすぎたり、ブーイングされている時に落胆したりするべきではない」と語った。
アギーレ監督は、強固な守備基盤を持つことが期待されるチームからの信頼を感じていると指摘した。この準備の一端を担うのが、同監督のアシスタントとしてチームに加わっている、同国代表およびバルセロナのレジェンドであるラファ・マルケスである。
「(マルケスと私のスタッフは)私を本当に、本当に大いに助けてくれている。彼らは私が心から愛する人々であり、我々はとても団結している。困難もあったし、これからも悪い時期はあるだろうが、我々は共に立ち向かっていく」と、アギーレ監督はスタッフたちへの信頼を口にしていた。


