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敦賀信人
◆敦賀信人(つるが・まこと)1977年(昭和52年)11月3日、北海道常呂町(現北見市)生まれ。常呂高―北海学園北見大卒。96年世界ジュニア選手権7位。98年長野五輪は20歳で男子代表スキップを務めて5位に入り、カーリングブームを呼んだ。昨年9月に引退した。
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カーママ、ここぞで決めるメンタルを

<ソチ五輪:カーリング:日本4-8スウェーデン>◇17日◇女子1次リーグ

 勝てばタイブレークというスウェーデン戦、日本は慎重になり過ぎた。直前の中国戦で見せた思い切りがなかった。普段のスウェーデンは、ストーンの滑りや曲がり方など氷の状態を見極めてからワンチャンスで勝つチーム。2エンド目までは様子を見ることが多いが、日本戦では突破を決めている余裕か、第2エンドから仕掛けてきた。日本は後手に回り、最後まで流れをつかめなかった。

 結果として準決勝進出はならなかったが、日本は1試合ごとに成長。メダルがとれる位置に来たと思う。カナダを苦しめるなど世界のトップに並ぶ技術はあった。ただ、メダルをとるのはメンタルな部分が足りない。カナダやスウェーデンは、ここぞという時に必ず決めてくる。韓国戦や米国戦など勝てる試合はあった。最終戦まで可能性を残したのはいいが、生き残りをかけて世界1位と対戦するようでは苦しい。

 初出場の3人にとって、今回はつらさもあったはず。特に小野寺は、責任を感じていた。2人に連れてきてもらった五輪から、自らの手でつかむ五輪へ。この経験が小野寺を強くするのは間違いない。3人が成長すれば、北海道銀行はまだまだ強くなる。4年後は、メダルを狙えるチームになると思う。(98年長野五輪日本代表スキップ)




日本のメダル数

金メダル
1
銀メダル
4
銅メダル
3

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