<第88回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 古豪明大が5時間30分6秒で、1961年(昭36)大会以来、51年ぶりに往路3位に入った。2区を走る予定だった、1万メートルのロンドン五輪参加A標準記録を突破している鎧坂哲哉(4年)が腰痛で回避したが、後輩たちがカバーして、2位早大を14秒差まで追い詰めた。2区では代役の菊池(3年)が2位集団に踏みとどまる。4区では1年生の八木沢が5人抜きの快走。5区の大江(3年)も早大・山本を2度も追い抜く執念をみせた。大江は「監督からは『(鎧坂の欠場で)12、13番目にタスキをもらうかもしれない』と言われていた。それが、みんなの頑張りで3位でタスキを受けた。いい流れを引き継いでゴールしようと思った。何とか腕を振って気持ちで走った」と話した。

 なお復路は、往路の出走を回避した鎧坂が強行出場を予定。逆転で1949年(昭24)以来、63年ぶりの頂点を目指す。