日本人最高位となる7位に入った東京マラソンから一夜明けた23日、今井正人(30=トヨタ自動車九州)が後輩たちにエールを送った。

 今、日本男子マラソン界低迷の原因を「箱根駅伝中心主義」に求める声があるが、「あまりそういう先入観なくいけた方がいい」と言及。山登りの5区で3年連続区間賞を取った元祖「山の神」は、マラソン10回目の東京で日本歴代6位の2時間7分39秒の快走をみせ、箱根から世界への道筋を体現した。在学中にマラソン挑戦する選手にも「1本でだめだとならず、自分がどうしていきたいかだと思う。しっかりとした準備をした上で走る選手が多くなればいいな」と期待した。

 自身は代表を確実にした世界選手権(8月、北京)へ「最後のもがき」を課題に挙げた。